仙台駅近くでレンタカーを借り、三陸自動車道に入る。自衛隊車が列をなしている。三陸自動車道は、すでに被災地の雰囲気が漂う。高速道路も被災していて、ところどころ波打っていたりしている。いまは応急修復されていて走ることはできるが、地震直後は凸凹だったことだろう。
仙石線松島海岸駅。

仙石線は仙台・東塩釜まで再開されているが、松島海岸はまだ不通区間にある。駅舎に入ることはできるが、改札は閉じられている。列車の時刻表の上に張られているのは、代替バスの時刻だ。

仙石線は、この隣の高城町までは復旧の見通しが立っているらしい。駅舎も見たところ大きな被害はない。駅員と作業員が何か打ち合わせしている。
駅周辺にはタクシーが数台いる。電車が来ないのになぜ?と思ったが、代替バスの乗客を相手にしているようだった。しかし、1時間に1本程度しか来ないので、ヒマそうである。

松島周辺にも津波被害はあったので、近くにはその痛手の跡はある。しかし、今は観光客もそれなりに見かける。ただ、津波や地震の跡を撮影したりしていると、地元の人の視線が痛い。まだ、観光客を全面的に受け入れる雰囲気ではないように感じられた。