女川から、岩手県の水沢に入ってホテルに泊まる。宮城県のホテルは満室が多いが、岩手県はまだ余裕がある。
水沢あたりはたいした被害がないだろう、と思ったら、北上川を渡る橋が通行止めになっている。水沢に限らず、宮城から岩手にかけて、通行止めの橋は少なくない。地盤が動いて橋とずれてしまったのだろう。
水沢から盛街道を東へ進み、岩手開発鉄道の岩手石橋駅に至る。

ここは、見たところ大きな被害はない。太平洋セメントの大船渡鉱山からの石灰石積み込み施設も健在だ。ただし、鉱山の操業は止まっているようで、列車も動いていない。

隣の日頃市駅。岩手開発鉄道は、1992年に旅客営業を終えているので、駅舎そのものはすでに閉鎖されている。路線は貨物営業のみだが、それも運休している様子。しかし、駅施設や線路には大きな被害はないようだ。


このあたりは震源からは距離があるので、地震の揺れはそれほど大きくなかったのかもしれない。