平戸市内を少し歩く。商店街は昭和の面影が残るが、景観的にはバラバラ。観光客はそこそこいるので、景観条例を作って歴史的な街並みを再現できれば、いい商店街にはなりそうだ。

最後は平戸城に登る。平戸6万石の松浦氏の居城であった。廃藩置県で城施設のほとんどは解体されたので、残されているのはこの北虎口門と狸櫓だけである。

天守閣は1962年の再建。その他、櫓や門もこの時期に復元されている。復元施設はすべて鉄筋コンクリートなので味気ない。

天守閣からの眺望はいいのだが、猛烈な黄砂で視界が悪い。

東京ではこんな黄砂を体験したことはない。九州は大陸に近いのだな、と実感する。
平戸城じたいは、それほど印象的な場所ではない。残念ながら、再現天守閣の城郭はおもしろくなかった。