鎌倉淳ブログ

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2011 08/13

NHK世界の名峰グレートサミッツ「エベレスト」の成功を祝う

今夜放送された、NHK「世界の名峰 グレートサミッツ」の「エベレスト」は圧巻だった。
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エベレストの映像は過去にいくつもあるだろうが、今回は登山の厳しさと風景の美しさが同時に伝わってくる好番組だった。エベレスト登るのが大変なのは知っているけれど、映像で改めてその段取りと風景を知ると、そのすごさに圧倒される。

番組を見ながら思ったことは、こんな山を一人で無酸素で登ったメスナーは本当に偉人だ、ということだ。とくに最後のサウスコルからヒラリーステップを、一人でどう越えたんだろうと思う。しかも酸素なしで。

メスナーについては、その偉業はあまりに有名なので多くは書きませんが、とくに「ラインホルト・メスナー自伝」を読むとそのすごさに圧倒されます。

メスナーに比べると、NHKは大名登山ですが、彼らは映像を届けるという別の役割があったのだから、それはまったくかまわないと思う。

この番組の良かった点は、こういう番組にありがちな「主役」はおらず、ただスタッフとシェルパたちが山頂に立つための努力だけが報じられていることだと思う。この番組の主役は「エベレスト」であり、よけいな舞台回しなど不要だろう。

自分がエベレストに登ることはできないし、テレビを見るだけでエベレストに登った気にはなれないけれど、エベレストに登ることの厳しさとすばらしさがわかった番組だった。

2ヶ月という時間と巨費をかけて制作した番組である。これだけの時間とお金を使えるのはNHKしかない。それだけに、NHKでなければできない番組ではあるけれど、NHKだからできて当たり前という番組ではない。スタッフの能力の高さと努力のたまものだろう。

NHKの底力を久しぶりに見た気がした。
素直に成功をお祝いします。おめでとうございます。

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写真はhttp://www.nhk-g.co.jp/program/documentary/great_sumits/index.htmlより
番組ホームページhttp://www.nhk.or.jp/greatsummits/

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