ボルチモアからワシントンに戻る。このとき乗ったのは、Northwest Regionalという列車。これは、ボストン-ニューヨーク-ワシントン近辺の「北西回廊」と呼ばれる路線を走る長距離列車である。近郊電車のマークが行ったばかりで、1時間近く待ちそうだったので、すぐに来た急行列車に乗ったのである。
これがボルチモア駅。

Northwest Regional。機関車が牽引する列車である。

翌日、ニューヨークへ向かうときも、Northwest Regionalを使う。ニューヨークから来るときはAcela Expressを使ったので、戻るときはNorthwest Regionalを使ってみたかった。Northwest Regional#184という列車だった。
列車はアムトラックAmtrakの普通の車両、アムフリートⅠで構成されている。引っ張るのは電気機関車で、それだけが中西部と違う点。あとは、これまで乗ってきたメイプルリーフ号などと同じ。そして相変わらず冷房が寒い。
カフェ。これも普通のカフェ車。

アセラとニューヨーク~ワシントンCD間(約360キロ)の所要時間を比較してみると、最速列車でアセラ=2時間49分、リージョナル号=3時間20分だそうである。おおむね所要時間は30分ほどしか違わず、アセラに抜かれることも少なく、抜かれたとしても1本だけである。値段は変動するので一概にいえないが、僕の場合はアセラが139ドル、リージョナル号が49ドルだった。リージョナル号は事前割引で相当安いものを買えたからだけれど、これだけ値段が違って時間が30分しか違わないなら、リージョナル号を使う人が多いのではないかと思う。
ただ、快適性では間違いなくアセラが上である。
列車はほぼ定刻に、ニューヨークに着いた。

これで、今回のアムトラックAmtrak乗車は終わりである。