旧藻別駅逓所跡(鴻之舞金山旅行記2)

北海道を訪れるのに、最もお得な月は10月である。10月から、道内は徐々に「冬料金」になり、ホテルも航空券も安くなりはじめる。しかし、10月はまだ雪もなく、紅葉が見られる美しい季節だ。そういうことで、僕は10月になって間もない季節に東京から女満別に飛んだ。

鴻之舞に一番近い空港としては、オホーツク紋別空港がある。10月までは東京~紋別直行便があり、僕もそれを使いたかったが、1日1便だけで時間帯も使いにくい。そのため、しかたなく女満別空港から入った。ただ、後から考えると、鴻之舞への所要時間は旭川空港でもあまり違わないから、旭川空港でもよかったかもしれない。

女満別から鴻之舞までは110キロほど。レンタカーで2時間ほどかかる。集合は、旧藻別駅逓所跡である
鴻之舞2


駅逓とは、開拓時代の北海道各所にあった施設で、旅行者の宿泊所として、または人馬を貸し出したりしていた。開拓が進むにつれ不要になり、戦後には制度も廃止され、その多くは取り壊された。旧藻別駅逓所は、現存する数少ない駅逓の建物である。

ここは、有志によって維持され、鴻之舞鉱山ツアーの起点にもなっている。

鴻之舞鉱山ツアーは、2011年にスタートしたボランティアによるツアーである。土曜日のみ、1日2回だけの設定で、午後の出発は1時半である。朝一番に女満別に着く飛行機に乗れば、なんとか間に合うが、オホーツク紋別空港便では間に合わない。このあたり、ツアーに配慮して欲しいところだが、現実には東京から来る物好きなど少ないのだろう。

ツアーは4組で、ガイドさんのクルマの後について、それぞれが自分のクルマで回る。僕はたまたまガイドさんのクルマに乗せていただいたので、道中でも案内が聞けてラッキーだった。

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