旧全日空ゲートタワーホテルは中国人だらけ(2012年さよなら寝台特急「日本海」旅行記3)

りんくうタウンでの宿は、「スカイゲイトホテル関西エアポート」である。かつての「全日空ゲートタワーホテル大阪」の建物であるが、ビルを運営する第三セクターが経営破綻した後、全日空は運営から手を引いている。

全日空ゲートタワーホテルといえば、関西空港対岸のランドマーク的建物で、その昔は関西人憧れの高級ホテルだった。そんなホテルを、僕は楽天トラベルでぴっぴと9000円で予約した。時代の移り変わりとはいえ、残酷なものである。

がらんとした無人のロビーでチェックインし、通されたのはツインルームである。50平米くらいはありそうな広い部屋で、セミスイートと言ってもいい。「きゃーすごいー(はあと)」などといってくれる同行者でもいれば素敵なのだが、あいにく一人旅である。42歳の男には広すぎる。
りんくう1

窓の外には、関西空港から大阪湾の夜景が広がる。
りんくう2

これだけの素晴らしい部屋ならば、いろんな人のいろんな思い出になったのだろうと思う。が、1人で泊まるには落ち着かず、あまり深く眠れなかった。いろんな人の念が部屋に残っていたからかも知れない。

朝食は最上階のレストランである。これも10年前には高級レストランだったようだけれど、現在の客はほとんどが中国人の団体客である。
りんくう3

大げさでなく、日本人は1割もいなかった。「春節なので、中国人の方が多いのです」とスタッフは説明するけれど、それにしても日本人が少ない。なんだか上海の郊外にいるような気分であった。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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