
旭川空港は、新千歳空港、函館空港に次ぐ、道内第三位の利用客がある空港である。といっても、1日に12便が発着するだけなので、新千歳に比べれば規模は比べるべくもないけれど、旭川の都市規模を考えればがんばっている方だと思う。
今回は、その旭川空港から帰京する。旭川市の中心部から15キロほどだが、雪道なので40分くらいかかる。バスなどのアクセスは悪くもないが、良くもない。
ターミナルはこじんまりしている。雪の中に凛として立つ姿は、気のせいか心強い。
節電なのか、ロビーは全体に薄暗い。保安検査場は、飛行機の出発前しか開いていない。こういう点はローカル空港の雰囲気だ。

チャーター便ながら、国際線も就航している。そのため、国際線ターミナルもあり、こちらは静かで落ち着いている。
一通りのお土産物屋も揃っている。

けれど、あまりショッピングを楽しむような雰囲気の空港ではない。全体的に、典型的な地方空港の雰囲気である。年間収支は1億円以上の赤字らしい。除雪にもお金がかかるし、それほど多くの客がお金を落としそうな雰囲気でもないし、黒字にするのは大変だろうな、とは思う。