白谷雲水峡入口から太鼓岩まで(2012年屋久島旅行記18)

白谷雲水峡のゲート前で少し待ち、雨が小降りになってから歩き出しました。
9時38分ゲート出発。

橋を渡り、岩を登り、さらにまた橋を渡ります。バスツアーも来るような観光地のはずですが、結構ハードですね。



これがさつき吊り橋。


整備された歩道はここまでで、この先は江戸時代以来の街道だそうです。「楠川歩道」と言われ、花崗岩で歩きやすく整備された道です。屋久島は島津藩で、年貢の代わりに屋久杉を加工した平木を納めさせていました。その平木が運ばれた道、ということです。江戸時代と同じ道を歩いている、というのは、ちょっと不思議ですね。


これはヒメシャラ。屋久杉ばかりが注目される屋久島ですが、ヒメシャラの赤みがかった幹は存在感があります。


雨がやみ、日が差してきました。水の気配があふれる森に日差しが差す様子です。


苔の沢11時01分着。ゲートから苔の沢までのコースタイムは1時間10分で、実績は1時間23分でした。写真を撮りながら歩いたので、こんなものでしょう。


くぐり杉。


それを抜けると、白谷小屋。


トイレもありますが、なかなか度胸試しなトイレです。

でも、ちゃんと紙があるのはすごいですね。

白谷小屋11時19分発。10分ほど歩くと、苔むす森に着きます。


ここは、かつては「もののけ姫の森」と呼ばれていて、宮崎駿監督もロケハンで足を運んだところだそうです。呼称の変更の理由は、表面上はジブリ側が「営利目的の表示使用は認められない」と伝えたからだそうですが、それ以前に地元から呼称に対する反対もあったから、ということのようです。

苔が生い茂り、たしかに美しい場所です。


ちょうどヤクシカが、エサをはんでいました。


さらに先へ歩きます。苔むす森を越えると、やや登りがきつくなります。12時12分辻峠着。苔の沢からのコースタイムは30分ですが、実績は71分。途中白谷小屋で20分ほど休み、苔むす森でも10分くらい休んだので、それを入れればコースタイムよりやや時間がかかった、という程度でした。


辻峠から、さらに太鼓岩へと登ります。ここはさらに急で、心臓破りの登り坂をはうようにして上がります。

太鼓岩到着。12時32分。辻峠から20分かかりました。


着いたときは真っ白でしたが、少し待つと風で雲が流れます。


屋久島の森が、迫り来るようでした。

これで、白谷雲水峡は終わり。屋久杉の神髄に触れられる山ですね。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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