富士山で役に立った持ち物、要らなかった道具(2012年富士山登山記 番外編)

富士山は軽装備で登れる山です。もちろん、防寒対策と雨対策はしっかりしておかないといけませんし、最低限の安全装備は用意しましょう。が、それ以外はあまり装備に気を使わないで登ることはできます。ですから、ここでは、富士登山で有用だったものと無用だったものについてのみ、書いておきます。

今回、登山で初めて使用したのが、ワコールの「CW-X」です。有名なスポーツ用タイツですね。「運動時の筋肉の疲れや、衝撃や、動きづらさを和らげ」るツールです。以前ならこういうものには見向きもしなかったのですが、膝を痛めてからは考えが変わりました。


CW-Xを使ってみた感想ですが、「足が不自然な動きをすることが減った」ことは確かです。半月板が断裂していると、足全体の動きがぶれやすくなります。ところが、CW-Xを履いていると、そのぶれ方が少ないように思えます。結果として、長く歩いたときによく起きていた股関節外側の痛みや膝裏の痛みが、今回は発生しませんでした。

筋肉痛もほとんど起きませんでしたが、これはCW-Xの効果かどうかはわかりません。

それからストック。T字ストックを1本だけ使用しました。これは登るときも降りるときも、荷重を分散できて有用です。最近はI字ストックをダブルで使用する人が多いようですが、ダブルストックは両手がふさがり、写真撮影がしにくくなるというデメリットがあります。

マスクとスパッツは、砂走りをするときには有効でした。それ以外では必要ありません。軍手も必需品のように書かれたサイトも多いですが、ストックを持っていれば軍手を使うシーンはあまりないと思います。

そのほか、絶対に必要なものは、防寒着、レインウエア、軽登山靴、ヘッドライトの4つだけです。それと荷物を入れるザックはもちろん必要ですから、それを含めて5つですね。レインウエアは、登山用のしっかりしたものが必要ですが、防寒着はユニクロのライトダウンジャケットとマクロフリースがあれば十分でしょう。

富士山は、地図がなくても道に迷わないくらい標識のしっかりした山です。ただし、地図はあったほうがいいのは言うまでもありません。「山と高原地図」くらいは持って行きましょう。

道中の山小屋では、スポーツドリンクは400円から500円くらいで購入できます。インスタントラーメンなども販売されています。お金はかかりますが、こういうものを利用していけば行動食もあまり持つ必要はありません。

荷物の量は不安と比例して増えていきますが、富士山の吉田ルートを歩く限りにおいては、不安は家に置いていったほうが、身軽に登ることができるでしょう。

関連記事

サイト内検索

おすすめ記事

ブログ村

アーカイブ

全ての記事を表示

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
育児
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
パパ育児
2位
アクセスランキングを見る>>

訪問者数