本八合目から山頂まで(2012年富士山登山記11)

トモエ館を6時05分に出発、江戸屋の前を横切ります。



このあたりになると、本八合目に宿泊した登山者の出発時間と重なり、登山道の人は増えます。ただ、昨日の七合目あたりまでよりは明らかに少ないです。山頂ご来光組が、大勢先に登っていってしまったのでしょう。

本八合目の山小屋群を抜けると、頂上までがすかっと抜けて見えます。



八合五勺の御来光館。標高3450メートルです。



ここが吉田ルート最後の山小屋です。それにしても、八合目は長かったですね。八合目、本八合目、八合五勺と来て、ようやく八合目シリーズが終わりです。

見上げると鳥居があります。この鳥居が九合目です。



天気はいいのですが、風が猛烈に吹いています。独立峰の山頂部ですから、風が強いのは当たり前なのですが、あまりに風が強いとお鉢巡りができなくなります。

風はまだらに吹きます。猛風が襲ってきたかと思えば、何もない平穏な空気だまりがあります。風のない場所では、太陽が照りつけて暑くなってきますが、風が強い場所もあるので、ウインドブレーカー代わりに着ているレインウエアを脱ぐことができません。

昨日から何度か見かけた父子連れいました。見ると、停滞しているようす。父親は元気で、小学校高学年の姉も余裕がありそうですが、低学年くらいの弟がげっそりしています。ここまで来たのですから、父親としてもなんとか山頂まで連れて行きたいでしょう。でも、それが叶うかどうか。強風で、注意しないと子供は吹き飛ばされてしまうんじゃないかとすら思います。

6時47分、九合目着。



標高3600メートル。本八合目からトモエ館までのコースタイムは50分、実績は42分。息を大きく吸って吐いて、気を付けてゆっくり進んできたつもりですが、思ったよりも良いペースで登ってくることができました。

九合目から下を見下ろすとこんな感じです。


本八合目の山小屋群が眼下にあり、その遥か下に原生林が広がっています。

見上げると、山頂はもうすぐです。



一歩一歩、ゆっくりと登ってきます。
体力には十分余裕があり、高度障害の兆しもありません。
心配だった風も弱まってきました。

急斜面ですが、天気がいいからか、それほど気になりません。

振り返れば、八ヶ岳から北アルプスまで望めます。


そして、いよいよ山頂の鳥居が見えてきました。


ここをくぐれば、頂上です。


吉田口頂上、7時25分着。標高3710メートル。



元祖室を出発時に、7時半に山頂到着予定と見込みましたが、ほぼ計算通りになりました。

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