富士山には4つの登山ルートがあります。登山者数の多い順に書くと、吉田ルート、富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルートです。このうち、2011年の環境庁データによりますと、吉田ルートが全登山者数の56%、次いで富士宮ルートが25%、須走ルート14%、御殿場ルート5%となっています。つまり、過半数が吉田ルートから登ります。
富士山吉田口
吉田ルートの登山者が多い理由は二つあって、一つは東京からのアクセスが良い。もう一つは登山口の標高がわりと高い、という点です。人気があるため、吉田ルートは登山道もよく整備され、山小屋も豊富あります。僕も、今回は登頂確率を上げることを優先するため、登りやすい吉田ルートから入ることにしました。ただ、同じルートから下りるのもつまらないので、下山路は須走ルートを使います。
おおまかなスケジュールは、1日目午前中に都内から高速バスに乗り、昼頃に吉田ルート五合目着。昼食後登頂を開始して、登れるところまで登って山小屋に宿泊。翌朝は、山小屋でご来光を見てから頂上へ。さらに最高地点の剣ヶ峰に登って、お鉢巡り。お鉢巡りとは、頂上の噴火口をぐるりと一周することです。下山は須走ルートを使い、須走ルート五合目に2日目午後着。バスで御殿場に出て、さらに高速バスで都内に戻ります。
山小屋の予約はしていませんが、1人登山ですし、7月下旬の平日なら、予約なしでも泊まれないことはないようです。念のため、いくつかの山小屋のホームページで空室を確認しておきました。目標は本八合目の「富士山ホテル」という山小屋です。初日にそこまで行ければ、翌朝の登頂がラクになります。最低限の目標として、七合目の「東洋館」までは行くとも決めました。東洋館は、吉田ルートの山小屋の中では食事や設備が良い方らしいので、疲れたり膝の調子が悪くなったら東洋館で1日目の日程を終了するつもりです。
さて、どうなることやら。