世界遺産前の富士山へ(2012年富士山登山記1)

「いつか行こう」と思ったまま、なかなか行かない場所ってあるものです。富士山はそんな場所の一つかも知れません。「そのうち登りたい」と思いながら、先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか。かく言う自分もその1人でした。

そんな「先延ばし族」を尻目に、富士山の登山者数は急増しています。2005年に20万人ほどだった八合目以上の登山者数は、2010年には30万人を突破。今年2012年は、過去最高を記録するともいわれています。

富士山九合目付近

さらに、富士山は世界文化遺産の登録手続きが進んでいます。正式な推薦書が2012年1月にユネスコに提出されており、順調にいけば2013年にも世界遺産に本登録されます。世界的に知名度の高い富士山ですので、登録の可能性はかなり高いといえます。

日本国内の観光地が世界遺産に登録されると、しばらくは気が遠くなるような混雑が発生するのが常です。富士山が例外になるとは思えません。つまり、来年2013年の夏は「世界遺産の富士山へ登ろう!」というようなウルトラ大ブームが起こる可能性が高いのです。

 
今でさえ混雑している富士山が、来年はもっと大混雑になる!
 

となると、先延ばしも今年までにしておいたほうがよさそうです。そう考えて、今年、富士山に登ってみることにしました。

もうひとつ、個人的な理由としては、痛めている右膝や右足首の具合が、ここ1年くらいは安定してきている、ということがあります。僕はジョギングで膝の半月板を断裂してしまい、以来登山はしていません。それが、ようやく安定してきたのですが、膝痛というものは厄介で、いつ再発するかわかりません。そのため、安定している今のうちに、永年の懸案を片づけてしまおう!と決めたのです。

 眠っていた山道具を引っ張り出し、試しに近くの低山に何度か登ってみましたが、何事も起きていません。膝の痛い人も、がんばれば登山くらいできるようになるのですね。

ということで、膝と足首の不安を抱えた40歳台男子の富士山登頂記がはじまります。

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