プラハの市電で使用されているのは5車種と書きましたが、じつはもう1車種、現役で運転されているものがあります。保存車両が「レトロトラム」として特別に走っているのです。91番という特別な系統番号が割り振られていて、交通博物館を起点に市の観光エリアを走ります。
走行は週末のみ。普通のトラム乗車券は使用できず、特別運賃が必要です。といっても日本円で150円程度ですが。
これがレトロトラム。2連で運転されます。

車内もレトロ。現在のトラムよりも幅が狭く、対向式のベンチシートです。


91番の番号。

市内の観光地を縦走して、約40分で終点着。市内北部のヴィスタンヴィステというところです。ここも公園になっていますが、観光的には見るべきものはないので、一般ルートのトラムに乗って帰ります。
隠れた名所になっているこのトラム。週末滞在なら、一度乗ってみるのもおもしろいですよ。僕は全区間乗りましたが、全部乗る必要はありません。