
僕たちがふだん飲んでいる黄金色のビールは、「ピルスナー」と呼ばれるものです。僕たち日本人は、これ以外のビールをあまり飲みませんので、ピルスナービールをこよなく愛している国民といえます。
そのピルスナービールの発祥が、チェコのプルゼニュ市。プルゼニュはドイツ語でピルゼンと呼ばれています。つまり「ピルスナー」の語源となった町です。
そのプルゼニュを訪れてみよう、思い立ち、チェコに行くことにしました。こう書くと発作的ですが、本当に発作的で、突然思い立って3週間後の航空券を押さえました。また、チェコの首都プラハには有名な巨城があることは知っていましたので、それもかねがね見たいと思っていたのです。
簡単にいえば、「チェコでビールと古城を堪能する旅」です。
行程は、ウィーンから入り、オーストリア・チェコ国境を越えて歴史都市チェスキークロムロフを経由して、プラハに抜ける、というもの。その後はプラハを拠点にしてプルゼニなどを訪れます。