猿島記

東京湾に浮かぶ無人島・猿島の訪問者数が増えているそうです。近年は年間10万人が訪れているとか。

三浦半島に住んでいたことのある筆者ですが、猿島を訪れたことはありません。地元民ほど、地元の観光地に疎いものです。これはいかん、と、今回、初めて訪れてみることにします。

3月のある週末の午後の船で渡航。戦艦三笠のある三笠公園の横の桟橋から、猿島航路は出航します。猿島までは10分ほど。あっという間です。

猿島5
猿島2

猿島はバーベキューの名所だそうで、この日も海岸でバーベキュー卓を囲むグループがいくつか。アメリカ人らしきグループは、駐日米軍の人たちでしょう。3月の肌寒い日だというのにTシャツ姿ではしゃいでいて、海に入っていたりします。米軍、寒さに強すぎ。

猿島4

猿島の見どころは、旧日本軍の要塞です。煉瓦積みの弾薬庫や、通路、トンネルなどが残されています。小さな島を加工しまくって、小要塞に仕立て上げた、という印象。硫黄島でも同じようなことをしていたのでしょう、と勝手に想像してしまいます。つまり日本軍クオリティがぎゅっと詰まっています。とはいうものの、猿島では実戦はありませんでした。その事実が、猿島をのどかな雰囲気にさせている気がします。

猿島1
猿島3

この日は、島で何かの撮影会があったようで、コスプレイヤーたちが島のあちこちでポーズを決めてカメラマンに向き合っていました。それをアメリカ人が珍しそうに眺めています。

日本の近代史と、現代文化と、横須賀の国際性がぎゅっと詰まった観光地。それが猿島なのかもしれません。

島の散策路にはちょっとした起伏があり、軽い山歩きもできます。プチワイルドな体験ができて、なかなか楽しい場所でした。

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