タイ航空A380ビジネスクラス成田/バンコク/パリ線のレビューと感想(タイ航空のビジネスクラスでパリまで行ってみた2)

ということで、まずは往路。TG677便は成田発17時25分なので、都内の自宅を昼過ぎに出れば間に合います。早起きしなくていいのでラクです。

成田空港はANAのビジネスクラスラウンジを使用。ゴールデンウィークの初日なので混雑しており、あまり居心地は良くなかったですね。軽食もあまりありませんでした。

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いよいよ搭乗。

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2階席用のボーディングブリッジから乗ります。

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シート。イメージしていたよりは小さいです。ですが個室感はありますので、隣席の人のことが気にならないのはポイントが高いです。

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フルフラットにしていなくても、足を伸ばせるのもラクですね。

食事は、正直平凡です。エコノミーのミールを陶器に移し替えただけのような感じ。日系のビジネスクラスに慣れた人ならひっくり返るくらいテキトーな食事です。

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バンコク着。6時間ほどですのでここまでは疲れはありません。

トランジットでは、いったん荷物検査を受けます。パリ行きは……、と思ってゲートナンバーを確認すると、先ほど成田から到着したゲートでした。つまり、成田発バンコク行きの機材が、今度はパリ行きになる、という運用なのです。降りたばかりの飛行機に再び乗ることになります。
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パリ行きTG930便は深夜発ですが、搭乗後、食事が出ます。が、またまたエコノミーのようなミールで、半分くらい食べてパス。

フルフラットで仮眠して、目が覚めたので軽食をもらいます。このサンドイッチはなかなか美味しいです。

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フライト経路はこんな感じ。カスピ海を横切っていくのですね。

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ほぼ定刻にパリのシャルル・ド・ゴール空港着。

機内でもらった「AccesN1」というチケット。これを使うと、ビジネスクラス専用ゲートで入国審査を受けられます。これは行列が短くて素晴らしいシステムです。

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で、感想ですが……。

やはり、長い、です。20時間は長い。ビジネスクラスでフルフラットだから物理的にはラクなのですが、時間的には長くて打ちのめされます。直行便のエコノミー11時間のほうがいい、というのが結論です。ただ、ヨーロッパの経由便のエコノミー15時間と比較すると、バンコク経由ビジネスクラス20時間のほうがいいかもしれません。

ビジネスクラスはたしかによく眠れますが、それでもパリに朝到着後、思っていた以上に消耗していました。飛行機の長距離移動の後は、やはりすぐにホテルに行って寝たくなります。筆者はパリ到着後TGVでアヴィニョンに行き、さらにレンタカーを運転して…と続きましたが疲れました。はい。

帰路は、TG 931便のパリ発が13時過ぎで、ホテルを出て空港に向かうには適度な時間です。

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ただ、飛行機の中ではあまり眠れずに、ようやく眠くなったと思う頃にバンコク着。バンコク時間では早朝6時です。

このまま次の飛行機に乗り継いで成田に行くなら、その機内で寝れるでしょうが、筆者はバンコクで約18時間のトランジットを取ってしまいました。タイ料理を食べたりマッサージを受けたりと、バンコクをちょこっと楽しもうと思ったからです。

が、現地に着いてみると眠くて眠くて仕方がない。涼しいパリから猛暑のバンコクに来たこともあって、時差と気温でやや身体が重いのです。

それでも1日バンコクを満喫して、午後7時、早めにバンコクのスワンナプーム空港に戻りました。そしてビジネスクラスラウンジへ。ここのラウンジは、成田、パリと比べてもっとも広く豪華で快適。軽食も多数取り揃えられています。

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そしてそれよりも、タイ航空名物「ラウンジマッサージ」も体験。ビジネスクラスの利用者はラウンジでマッサージを受けられるのです。バンコク市内のマッサージ店と違い、とてもとても上品な足マッサージでした。タイ航空のビジネスクラスを利用するなら、これは外せません。

マッサージの後、ラウンジでシャワーを浴びます。マッサージ、シャワー、食事と、スワンナプーム空港のビジネスクラスラウンジは世界一じゃないかと思うくらい充実しておりました。

そして23時すぎ。やや遅延気味の成田行き飛行機に乗ると、食事も取らずに倒れるように眠り込みます。

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ちなみに、成田行きのTG 642便はボーイング777。そのため、A380と違い個室感のないシートです。同じビジネスクラスならやっぱりA380がいいですね。

爆睡して成田着。この便の食事は一切食べませんでした。

最後に全体の結論。

A380の個室型ビジネスクラスを体験するのには、タイ航空のヨーロッパ線は手頃です。ただ、パリやロンドンといった直行便のある都市へ行くのなら、直行便のエコノミーにしたほうが総合的にはラクでお得でしょう。

タイ航空はマドリッドなど日本からの直行便のない欧州都市にも便がありますので、そういう目的地なら利用価値は高まります。どうせどこかを経由しなければ行けないので、バンコク経由でタイ航空のビジネスクラスを選択するのも悪くないのではないか、と思いました。

バンコクのトランジットで市内観光するのは、時差がきついのでおすすめしません。バンコク市内を訪問したいのなら、ストップオーバーにして1泊するのがいいでしょう。


これで、「タイ航空のビジネスクラスでパリまで行ってみた」は終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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