湯ノ岱13時38分発の江差線で木古内に戻り、新青森行特急「スーパー白鳥34号」を待ちます。2か月前にも同じ列車に乗りましたが、この789系「スーパー白鳥」も2015年に姿を消します。ただし、789系自体は転属される見通しで、廃車になるわけではありません。

今回は自由席。連休の最終日ということもあって、車内は混雑しています。筆者はなんとか座れましたが、立っている人も大勢いました。自由席の通路にまで人があふれている特急列車に乗るのも、ずいぶん久しぶりな気もします。
青函トンネル区間の列車を立って過ごすのはつらいものです。筆者も何度か経験したことがありますが、30分も続くトンネルが終わるのを、通路でひたすら待っているわけで、時間がなかなか経ちません。
青函トンネル区間は列車本数が限られているうえ、代替交通機関に乏しいので、需要ピーク時にはこうした立ち客が大勢出てしまいます。新幹線ができたら、座席供給量は大幅に増えるので、こうした「青函トンネルの立ち乗り」も、あまり見かけなくなるでしょう。その意味で、これも北海道新幹線開業までに消えそうな風景といえるかもしれません。
これで、「北海道新幹線開業までに消えそうな列車と駅へ」はおしまいです。お読みいただきありがとうございました。