奥尻島1周の観光スポットまとめ(江差線・奥尻島生ウニ紀行6)

奥尻島は周囲67キロの島です。島をほぼ一周する道路があり、走るだけなら2時間もかかりません。

朝、奥尻の集落でレンタカーを借りて、島南部へ出発。まずは、佐藤義則野球記念館。この日は火曜日なので休館でしたが、翌朝訪れました。阪急・オリックスファンならば、2~3時間は楽しめる内容です。

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佐藤、落合、星野の3ショット。

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島唯一の「スーパー」的存在が、「ホームコンビニ・ツルヤ」。北海道のローカルホームセンターチェーンですが、実態は「なんでもあるスーパー」で、日用品や園芸品だけでなく、衣類、電化製品、生鮮品まで扱います。こういうスーパーは離島独特で、本土から訪れると楽しいもの。店内の張り紙によると、生鮮品は「火曜日と金曜日」だけの入荷とのことでした。瀬棚からのフェリーが着く、午後に品出しされるのでしょうか。

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島最南端の青苗集落。ここは、1993年の北海道南西沖地震による津波被害で壊滅した場所です。「奥尻島津波館」という施設があり、当時の様子を伝えています。

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この地震では、震源が近かったため、津波は最速地震後3分で島を襲ったそうです。さらに発生時間が夜10時過ぎだったこともあり、逃げるのに時間がかかり犠牲者が増えたようす。夜間の津波でしたし、当時は動画撮影機器が今ほど普及していなかったので映像はありません。

西海岸に入ると、民家はほとんどなくなります。日本海側の島の多くがそうであるように、島の西側は風が強く、住宅地には適しません。わずかに、神威脇という小集落があり、温泉が湧いています。「神威脇温泉保養所」という日帰り施設に、ちょこっと入ってみました。力強い湯のナトリウム泉です。もちろん源泉かけ流しです。

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この時点で正午をすぎ、おなかが減りました。保養所の主人に食事できるところはないか、と尋ねたところ、この近辺にはない、とのこと。しかたなく、島の横断道を通り、奥尻集落まで戻ります。まつや食堂で、奥尻名物の「元祖奥尻塩ラーメン」に挑戦。北海道にしては、やや味の薄い塩ラーメンでした。

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食事の後は、再び横断道を経由し球島山へ。一般人が行ける奥尻島の最高地点で、標高は369メートル。あじさいの花が広がります。奥尻島は全体に低山が連なっていて、島内最高峰は神威山(標高584m)です。神威山には航空自衛隊のレーダー基地があり、山頂に一般人の立ち入りはできません。離島の最高峰に一般人が登れない、というのも、日本では珍しいのではないでしょうか。

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東海岸に出て、宮津天満宮。大正時代の建物です。近づくとどうということのないお宮ですが、少し離れてみると、離島感があります。

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奥尻島最北端の賽の河原公園。20年前の津波の犠牲者を祀っています。賽の河原自体は津波の前からあったそうです。

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これで、奥尻島一周はほぼ終わり。「一周するだけなら2時間で回れる」とのことでしたが、のんびり観光しながらですと、6時間くらいはかかってしまいました。

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