上り「北斗星」上野行き乗車記。おそらく人生最後の「ブルートレインの旅」。

すすきのでラーメンを食べて、ぶらぶらしながら、札幌駅まで歩きます。食後にはちょうどいい距離です。札幌駅からは、「北斗星」で帰ります。さっき、新千歳空港に着いたばかりですが、もう帰路です。といっても、上野まで16時間もかかるので、ここから先が長いのですが。

「北斗星」は、日本最後の定期寝台特急で、最後の「ブルートレイン」ですが、あと2年以内に廃止が確実視されています。それだけでなく、「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」も廃止が確実になっています。そうすると日本の寝台特急は全廃になります。今回の旅は、おそらく最後の「ブルートレイン」の旅になるでしょう。

大丸地下で弁当を購入し、駅ホームでビールも仕入れて乗車。札幌発の東京方面の寝台列車に乗るのは初めてで、少し新鮮です。

北斗星
北斗星

上り北斗星は、札幌の発車時間帯が午後5時台と早いのが特徴です。そのため、ゆっくりと北海道の景色を眺めながらすごせます。開放寝台のボックスに客は他にいませんでした。

北斗星開放B寝台

函館21時38分着。機関車の付け替えを撮影しようと、どっと鉄道ファンが押し寄せます。この列車、乗っている人のほとんどは鉄道ファンではないか、と思うくらいです。いまや、「わざわざ」でない限り、東京へ行くのに寝台特急選びませんよね。

北斗星函館駅

青函トンネルは寝ているうちに過ごし、早朝4時51分仙台着。ホームは工事中です。数人がぱらぱらと降りた様子。函館から仙台などの利用には、効率的な時間の使い方ができそうです。

朝食は食堂車へ。7時半頃行ってみたらそれほど混んでおらず、相席ながら朝食にありつけました。

北斗星食堂車

日本の食堂車で食事を摂るのも、これが最後かもしれません。

北斗星洋朝食

味は正直、まあ、普通ですが、列車のなかで暖かいものを食べられるのは大切です。

9時38分、定刻に上野着。

北斗星上野着

おそらく「人生最後のブルートレインの旅」は終わりました。「ななつ星」などのクルージングトレインにはあまり興味がないので、これから日本で寝台列車に乗ることはないかもしれません。

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