佐野ラーメンの特徴は、手打ち麺にあるそうです。新横浜ラーメン博物館には、以下のような案内があります。
佐野ラーメンの強みは、麺の主成分である小麦粉の産地であること。その国産の小麦粉に、水とカン水を加え、よくかきまぜる。そして手のひらを使ってよくこねて出来上がったドウを、身の丈以上もある長くて太い青竹にまたがり、リズムに乗って前後に移動しながらのばしていく。
佐野が小麦粉の産地だとは知りませんでした。多加水麺で、水分は50%程度とのこと。これはラーメンとしてはかなり高い方で、たとえばちりちりの麺が特徴的な博多ラーメンでは25%くらいとのこと。
スープは店によって異なりますが、化学調味料を使わない澄んだものが多いようです。今回は、「いってつ」というお店に行ってきました。

うん。澄んでいる。

たしかに、麺に際立った特徴があります。ラーメンとうどんの中間というか、かみ応えがあり、小麦粉の香りが残ります。
スープはあっさりしているように見えますが、後で少し胃に来たので、実際は脂も多いのではないかと思います。