中古マンションを買ってリフォームをしています。聞いてはいたけれど、リフォームはとっても大変。読んだ方の参考になるかもしれないし、メモ代わりに書いておきましょう。
マンションの契約をしたのは2015年11月。購入したのは売却主が居住中の中古マンションで、引き渡しは2月の予定です。購入から引き渡しまで3ヶ月もあったので、最初はのんびり構えておりました。
手始めにキッチンなどを見に行こう思い立ったのが11月下旬。新橋にあるパナソニックのリビングショールーム東京に行ってみました。
ショールームで案内を受けるには予約が必要らしいので電話して「キッチンとバス、トイレを見たいんです」と伝えます。すると、「では14時から17時まででいかがでしょうか?」。え、3時間もかかるの? そう、この時点で、僕はリフォームの大変さ、恐ろしさがまったくわかっていませんでした。

パナソニックのリビングショールーム東京の案内嬢はとても丁寧に、しかしてきぱきとキッチン、バス、トイレの順に案内してくれました。
キッチンもバスもトイレも、細かな仕様がたくさんあって、とにかく決めることが多いこと多いこと……。いろんな問いに歩きながら答えること3時間、ええ、たしかに3時間かかりました。へろへろです。
僕はパナソニックの電化製品が好きなので、リフォームの住宅設備もパナソニック中心にしようと考えていました。しかし、実際にみてみると、パナの住宅設備は電化製品のような「過不足ない標準的作り」になっていません。
どちらかというと、「パナの独自性」みたいなところを追求していて、「他社とはココが違う!」というようなポイントが多いのです。パナには、ごく普通の標準的なものを期待しているのですが、住宅設備の分野ではパナは最大手ではないので、そういう商品企画にはならないのでしょうか。
結果的に、独自性はいいとして、洗面台の蛇口がどこか安っぽかったり、キッチンの流しの形状が今ひとつだとか、そんな細かいことですが、とにかくあまり気に入らなくて、3時間使って案内していただいたのに、導入する気になれませんでした。
ただ、それはそれで、役には立ちました。ショールーム巡りというのがとても大変であることを、パナソニックさんは教えてくれたのです。
(つづく)