リフォームの最大の難関は業者選びです。理想をいえば、仕事がきっちりしていて価格もほどほどな、町の工務店でしょう。でも、価格はともかく、仕事がきっちりしている(と確信できる)工務店を探し出すのは、そう簡単ではありません。
次に考えるのは大手企業系列のリフォーム会社。安心感はありますが、値段は高いし、「どうせ下請けに投げるんでしょ?」という疑念があります。なら、最初から下請けをこなしている工務店に頼んだ方が余計な中間搾取がなくて安いし、と思いますが、下請け的なしっかりした工務店を自力で探すのは困難……と、堂々巡りになってしまいます。
僕は自分の購入した物件が三井系の分譲マンションだったので、最初は系列の三井不動産リフォームにお願いするつもりでした。「三井のリフォーム」というやつです。三井のリフォームの評判は悪くないようですし、当該マンションの系列会社なら、マンションの情報もよくわかっているからやりやすいだろう、という気持ちもありました。
イメージキャラクターの清原果邪さんもかわいいし♪

画像:三井のリフォームホームページより
「想像以上のわが家です」、っていいキャッチですね。
それで、新宿の高層ビルにある、三井のリフォームの営業所を訪れました。びっくりするぐらい豪華なオフィスで、「うーむ、これが全部リフォーム費用に上乗せされるのか……」と内心びびりながら、営業担当さんの説明を受けました。とても丁寧で人当たりのいい男性で、一通りの説明を受けた後、「マンションの引き渡しが近づいたらまた連絡してください」とのことでした。
三井のリフォームが高いことはわかっていましたし、多少高い程度なら受け入れるつもりでした。それでも、あまりに高いと困りますし、相場からかけ離れた金額も払いたくありませんから、相見積もりも取ることにし、マンションを購入する不動産仲介会社である東急リバブルに提携リフォーム業者の紹介を依頼しました。
3者見積もりにしたほうが、なお良いだろうと、もう一社、自分で見積もりを取ろうかとも考えていました。そのため、ホームプロというサイトにも登録してみました。しかし、ここで「紹介」として送られてくるメールは、大手または準大手のようなリフォーム会社ばかり。そういう会社はすでに依頼しているので、できれば町の工務店のようなところがいい、と思っているうちに、面倒になり、見積もりは2社だけでやめました。
最終的には、東急リバブル提携のリフォーム会社に依頼したのですが、それについては後述します。結論だけいうと、同じような工事内容でも、リフォーム会社によってこうも価格が違うのか、というくらい違いました。
間違いなく言えることは、リフォームするときは、相見積もりをきちんと取ろう、ということです。
(つづく)