「システムJ」か「オクターブ」か【リフォーム体験記8】

さて、リフォーム業者を決定したあたりで、すでに疲れてきていました。中古マンション探し、価格交渉、契約、住宅ローン審査、決済と、住宅購入の手続をしながら、リフォーム会社とも交渉し、住宅設備ショールームを回るのです。「中古マンションを買ってリフォームしよう!」なんて気軽に考えないほうがいいです、はい。

とはいえ、もう買ってしまいましたし、リフォームはここからが正念場。本腰を入れて、住宅設備会社のショールームを回ります。着工時期も決まっていますので、ここからは巻きを入れねば。

入れ替える住宅設備はキッチン、ユニットバス、洗面台、下足箱、エアコンと決めました。そのほか、トイレやトイレ手洗いも入れ替えを検討しています。これらを一つ一つ確認して、商品を決めなければなりません。

キッチンはクリナップの「クリンレディ」にする方向で、エアコンはリフォーム業者に決めてもらい、玄関の下足箱もパナソニックにほぼ決めたものの、ユニットバス、洗面化粧台が決まっていません。

ショールーム巡りをしているうちに、購入したマンションは天井が低いなどの制約があるため、選択できる住宅商品が限られていることがわかってきました。狭いマンションでは、メーカーや商品を選び放題というわけではないのです。

まずは洗面台を決めようと、新宿のTOTOショールームにいきます。新宿ショールームは、港北と全く違い、とにかく大きい。いろんな商品があり、歩いても楽しい場所です。南新宿なので、高島屋タイムズスクエアからベビーカーで行きやすいのも助かりました。

我が家のマンションの洗面台は幅1450mmという制約があり、洗面台ユニット1000mmと、物入れ450mmというのが理想型です。

TOTOの洗面台はいくつかありますが、サイズがあうのは「オクターブ」という商品でした。ショールームで見てみると、人造大理石製とはいうものの、見た目は少し安っぽく感じます。

オクターブ
画像:TOTOホームページより

ショールームの案内嬢は誠実で、長所と短所をきちんと教えてくれます。長所は、ボウル部分が深くて広いので、水をためていろんなものが洗えること、水が洗面台全体に撒き散らないこと。一方、短所としては、こうした人造大理石製は、絵の具を流したりすると色が付いたりすることだそうです。

素敵なのは「システムJ」というシリーズ。こちらはTOTOの最高級洗面化粧台で、オーダーサイズで作れるとのこと。陶器製のシンクが美しいです。長所はこの素敵なホーローボウルと、オーダーメイドなのでサイズ幅を自由にできる点。短所はボウルが陶器製なので浅く、水が撒き散ったりしやすいことや割れやすいことです。

システムJ
画像:TOTOホームページより

長く使うなら「システムJ」ですが、子どもがいるので、上履きとかいろんなものが洗いやすい「オクターブ」がいいよなあ、とも思います。しかし、「オクターブ」の見た目安っぽさはどこか気になります。それで、いったん保留となりました。

それにしても思うのは、住宅ショールームの案内嬢の感じの良さです。TOTOに限った話ではなく、どこのショールームでもたいてい感じがいい。たぶん、「売ろう」とする姿勢があまりないからではないかと思います。

住宅設備ショールームというのは不思議な場所で、何を買うかを決める店舗なのですが、商談する場所ではありません。案内嬢も販売ノルマはないようで、きちんと説明すればそれで良い、という立場に見受けられます。

だからこそ、押しつけがましさがありません。それが、印象の良さにつながっているのではと感じられました。
(つづく)

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