近江町市場で昼食の後、金沢城に登ります。
黒門口から入ると、広い新丸広場が。

まだ、ここが金沢大学だった時代に来たことがあります。
当時のことはほとんど覚えていませんが、ここには理学部と教養部のキャンパスがあったそうです。きっと、校舎がみっちりと建ち並んでいたのでしょう。
井上靖の「北の海」は旧制四高が舞台でした。旧制四高は、戦後の金沢大学ですから、同じ学校です。井上靖も、きっとここに通っていたのかと、戦前に思いを馳せます。
三の丸広場から見た、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓。

2001年の復元。現在の金沢城のシンボルです。
金沢城の復元計画はどうなっているのだろう、と調べて見ると、次に復元されるのは、鼠多門と鼠多門橋だそうで、2017年に設計を終え、着工するスケジュールだそうです。早ければ、2020年度にも復元が完了するとのこと。
その後は、二の丸御殿の復元がキーになるようです。
二の丸御殿は、金沢城の中核をなす建物で、復元できればかなりの価値があります。しかし、現時点では正確な復元には課題があるようで、2016年度になってようやく、本格的な復元調査に入ったようです。

天守閣については、復元計画はない様子。
江戸時代初期に火災消失して、正確な資料が残されていないことから、復元自体が無理なようです。
残念ですが、仕方ありません。