柳津~気仙沼 55.3km
東日本大震災で被災した鉄道は、その多くが復旧しています。未だ復旧していないのは、気仙沼線柳津~気仙沼間と、大船渡線気仙沼~盛間です。
両区間は、正式に復旧が断念され、BRT=Bus Rapid Transitへの転換が決まりました。「BRT」というと聞こえが新しいですが、要するに旧鉄道用地を使用したバス転換です。

前谷地11時発の気仙沼線列車で、11時21分柳津着。ここまでは、鉄道が復旧しています。
ここでBRTに乗り継ぎます。BRTは11時40分発です。

もう少し接続時間が短くてもいい気がしますが、ダイヤの都合があるようです。
気仙沼線BRTは、鉄道用地を転用した専用道路を走ります。入口にはきちんとしたゲートが。一般車両は入れないようにできています。


が、それは一部で、半分以上は一般道です。そのため、BRT といっても、普通のバスと変わりません。
ただ、郊外エリアでは、一般道でも時速50キロ程度で順調に走れるので、あえて専用道路を走らせる必要もないのでは、という気もします。
柳津~気仙沼間の所要時間が1時間56分。バスの時間としては長すぎますが、全線乗車を前提としていないのでしょう。
実際、乗り通したのは筆者だけ。柳津から乗車した方の多くは志津川で降りました。気仙沼まで乗った人は、本吉あたりから乗車した人が多かったです。
終点気仙沼。

かつての鉄道ターミナルの雰囲気は失われ、バスターミナルのようになっていました。